変容の際、モーセとエリヤは実際にイエスと共に現れたのでしょうか、それとも単なる幻だったのでしょうか?
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ペテロ、ヤコブ、ヨハネが変容の光景を目撃した後、マタイは次のように記しています。「彼らが山から下りてくる時、イエスは彼らに命じて言われた。『人の子が死者の中からよみがえるまでは、この幻をだれにも話してはならない』」(マタイ17:9)。「幻」という言葉が何を意味するのか、疑問に思う人もいます。彼らは本当にイエスとモーセ、エリヤの姿を見たのでしょうか、それとも単なる夢だったのでしょうか。
これが文字通りの出来事であったと信じる根拠があります。第一に、マタイはモーセとエリヤが彼らに「現れ」、キリストと語り合ったと記しています。第二に、聖書には、この二人の預言者が墓の中で眠っているのではなく、天国で生きていることが記されています。例えば、ユダの手紙9節には、モーセの遺体をめぐる争いについて書かれていますが、これはサタンがキリストによるモーセの復活を阻止しようとしたことを意味するほかありません。 また、列王記第二2章1節、11節、12節は、エリヤが死を味わうことなく、火の戦車に乗って天に上げられたことをはっきりと示しています。
(新約聖書において)英語の言葉はギリシャ語から翻訳されたものであることを覚えておくと役立ちます。また、9節で「幻(ビジョン)」と訳されている「ホラマ(horama)」という言葉は、「光景」あるいは文字通り「目に見えるもの」という意味も持ち得ます。 言い換えれば、イエスは「あなたがたが見たことを誰にも話すな」と仰っていたのです。これは賢明な助言でした。なぜなら、それを話せば人々の好奇心を煽るだけで、キリストの復活後ほど良い目的を果たすことはなかったからです。
モーセとエリヤは、悪魔や神の民自身から凄まじい迫害を受けた宗教的指導者たちでした。彼らはイエスが今まさに経験していることを理解し、イエスを励まし、御国へと導かれるすべての人々を思い出させるためにやって来たのです。モーセのように、死を経験するものの復活する者もいれば、 また、キリストが来られる時、エリヤのように死を味わうことのない者たちもいます。この二人の人物は、史上いかなる人よりも大きな苦難に直面しようとしていたイエスを支えるために、天から遣わされた完璧な代表者たちでした。